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「TOP HAT」観ました(ネタバレ)

今日が東京公演千秋楽ですね。
もう1回行きたかったですが、懐に引き留められました。
大阪行きも考えてましたけど、「無理」って言われました(当たり前だ)。

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18日に行って来ました。
席は何と

1階1列目24番!!

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チケット届いた時のツイートはこちら


生きて帰りましたけど(笑)。

原作の映画は観てますし、ラブシーンあるし、まともに観て嫉妬にかられないかしらと(笑)いらぬ心配をしましたが、ジェリーとして観ているからか大丈夫でした。
というか、むしろ2人がかわいいかわいい。
楽しい気持ちになる、ロマンチックコメディという名にふさわしい舞台でした。
タップを見たのは「アニー」以来だと思いますが、今回は群舞ですし、その迫力はやはり違いますね。
ただ一番前ということもあって、これはもうちょっと後ろで並んで踊るところを見たい気がしました。
舞台って本当に、10列目ぐらいが丁度いいんですよね。
このチケット運、V6のライブで使いたかった…!!(贅沢だけどさ)

しかし!

目の前に坂本昌行がいるという恐ろしさ!(恐ろしさ?)

小さい表情まで見えるってすごくない?
舞台で楽屋シーンがあって、鏡台に向かってメイクするんですが、何故か鏡越しに坂本君の顔が見えるのが何だかすごくドキドキしました。
あんなにはっきり顔が見えるって事は客席の顔も見えるのよね?

やべえ、化粧してない(そこ?)

映画版は、話のための恋、恋のためのキャラクター、男女が出会って色んな騒動に巻き込まれ、或いは周囲を巻き込んで最終的には恋が成就するという、型通りのおとぎ話そのもので、人物設定に多少色を加えているだけで、人物1人1人までそう深く掘り下げている訳ではありません。
でも舞台を見て、ああ、そうか、ジェリーってこういう人だったんだ、デイルってこんな女性だったんだと気づかされました。
ジェリーはデイルに一目ぼれし、彼女に誤解され、邪険にされても構わずアタックし、最後は思いを遂げますが、この手の映画(昔のアメリカの)って、この後2人が結婚してもうまくいくのかなといつも思っていました。
一目ぼれって、彼女が若くて美しいからでしょ?
年を重ねて加齢が顔やスタイルに出てきたらどうするんだろう?って思ってました(嫌な奴~(^_^;))。
まあシンデレラみたいにおとぎ話なんだよなあと割り切っていましたが、ジェリー坂本は、最初はキュートなデイルに惚れただろうし、女性なら誰でもジェリーに恋をするのに、最初はそっけないデイルに興味を持ったのだと思いますが、デイルがジェリーを友達の夫と勘違いし、それでもアタックしてくるジェリーに嫌気がさして痛い目に遭わせてやろうと夫がいると嘘をつきながら黒いドレスで誘惑しに来た時、何故そんなことをしたのか理由はわからずとも、デイルの嘘に気づいてそれでも目いっぱい大人のフリをしている(と、私には見えました)デイルに心からの愛情を抱いたのではないかと思いました。
顔もかわいいけど、心もかわいくて魅力的だ、と。
恋が愛に変わった瞬間。
そうやって考えると、最初のデイルとジェリーの出会いでは、ホテルの部屋だろうとついタップを踏んでしまうジェリーは子供っぽいし、それにクレームを付けに来たデイルは大人の振る舞いをしていますが、デイルは自分を大人だと思い、そう振舞おうとしていただけで、本当は純粋で自分が思うよりも子供だったのかもしれない。
さっきの誘惑するシーンでのデイル多部は、澄ました顔でジェリーを誘惑し、あしらおうとするのですが、時々切ない表情をしていて、恋をしてその恋に傷ついた女性になっていました(勘違いなんだけど)。
デイルは自分が何故ここまで取りみだしてしまうのか、わかってない。だから嘘をついてまで、ジェリーを傷つけようとしてしまう。
全部裏目に出てしまうけど。
デイルの気持ちがまるでわからないジェリーは、嘘をついてきたり、人前でひっぱたかれたり、さんざんひどい目に遭わされても、デイルを思う気持ちに揺らぎはなく、大人の包容力でデイルを包み込んでしまう。
坂本君の笑顔がとにかく眩しかったです(笑)。
愛おしそうにデイルを見つめるまなざしも。

不憫なのは、ジェリーとデイルに振り回されたアルベルトでしょうか。
結婚したと思ったのに、神父が偽物って不憫すぎる(^_^;)。
映画でもそうですが、ジェリーの本当の恋敵というわけではなく、ジェリーとデイルの恋を実らせるための道化に過ぎず、屋良さんはその道化に徹していて、振り切った芝居をされて、ベイツ役の浅野さんとともに芝居のいいアクセントになっていたように思います。
鼻もちならないイタリア人と呼ぶには、「悪」が足りなくて不憫さだけが残りますが、昔のアメリカではイタリア人への偏見がひどかったようですし、今見ると違和感なんですが、仕方ないのかなあとも思います(でも後半の舞台はベニスなんだよなあ)。
でもアルベルト屋良はかわいかったですよ(^-^)。

ジェリーとデイルの対比のような存在のホレスとマッジ。
ホレスがデイルを誘ったと知っても(デイルの勘違い)動じないマッジは、まさにかかあ天下(笑)。
女性の強さ、したたかさ、それでいて美しさもある。
マッジを演じられた朝海ひかるさん。
2幕目からの登場なんですが、私は顔を知らなかったのですが、最初の登場シーン、多くの演者と共に出て来るにも関わらず、ぱっと目を引いて、さすが宝塚でトップを張った方です(番を張った訳じゃない)。
スタイルがいいのはもちろん、そのスタイルを十分生かしたドレスで、素敵でした。
ホレスを演じられた益岡さんは踊りがある訳ではないんですが、とにかく動きが多くて、ダンサー並に大変だったと思います。
特にデイルがジェリーを黒いドレスで誘惑するシーンでは、コミカルで激しくて(ソファに飛び込むシーン!)、大変だなあと思いつつ、思いっきり笑わせていただきました。
マッジの金遣いの荒さに嫌気がさしながら、でも尻に敷かれていて、到底勝てない。
でもそれは心の底ではマッジに惚れてるから。
恋や愛に純粋さを求めるデイルには、少し大人で理解しがたい関係かも知れません。

ホテルマンになったり、観光客になったり、メイドになったり、何かと忙しいアンサンブルの皆さん。
タップの群舞やカンツォーネを聞かせていただいたり、1人1人のスキルの高さがうかがえました。
実はメイド役の方で1人だけ、かかと辺りのストッキングに穴が空いてたのを見つけてしまい、ちょっと気になってました。
多分着替える時間もなかったのでしょう。最後までそのままでした。
各シーン毎に誰が出て何の衣装や小道具が出てるか等をまとめた香盤表というものがあるのですが、アンサンブルの方々の香盤表は大変だろうなと想像してしまいました。
きっと着替えやら何やらは自分で管理するのでしょうし、舞台裏の大変さを思ってしまいました。

さて、ダンスの話ですが、多部ちゃんのダンスがうまいと評判ですが、もちろん下手ではなかったと思いますが、非難覚悟で言わせて下さい。

坂本君がちゃんとリードしたからうまく見えたんだよ

理由がありまして。
2人で踊るシーンで、当然手に手を合わせることが多いのですが、何度か多部ちゃんの方が手を出すタイミングが微妙に遅れることがあり、その都度、坂本君がその手を取りに行っていました。
「刹那」と言っていいぐらいに微妙なタイミングですし、近いからこそ見えたことですが、初日が11月5日で、2週間ほど経過してもこういう状態なのかと思ったのは事実です。
ペアダンス全体を見ても、坂本君がデイル多部をきれいに見せるように踊っていたように思いますし、勝手な考えですが、多部ちゃんはまだ「ミュージカル体質」ではないんだろうなと思います。
使う筋肉もストリートプレイとは違うだろうし、使う神経も違うでしょう。
細やかな表情は良かったのですけど、ダンスはまだ未知数と言った方が早いかも知れません。
女性が美しく見えるように男性がリードするのが本来のペアダンスなのでしょうけど、それはそれですよね。

坂本君のダンスは言わずもがなですが、燕尾服がまたお似合いで。
くるっと回る度に、燕尾もひゅるっと動く。
それすらカッコいい。
タップはじっと見ていましたが、目が追いつかない(^_^;)。
どうやって鳴らしてるんだろう?
あと、デイルにクレームを付けられ、映画では灰皿の灰を床に実際蒔いて音を鳴らさないようにするんですが(そこまでして踊るのか(笑))、舞台では、音が鳴らないようにタップを踏んでいました。
タップの知識はないんですが、あれ、結構足に負担がかかりませんかね?
もう1回見ることが叶うなら、出来れば1番前とほどほど後ろで見たいですね。
無理ですね、はい。



ところで最後に一言。




制作発表会見で、不安を口に出してしまう多部ちゃんに「何かあったら僕が責任をとりますから」と言った(*)

うちの坂本君、男前やない!?(お前のじゃない)

*ミュージカル『TOP HAT』製作発表~V6坂本昌行、フレッド・アステアの役に「100%の嬉しさと100%の怖さ」、重圧におののく多部未華子のフォローも
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